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第一に、日本の市町村は明治時代以降今日に至るまで「市町村は国に指示された仕事をするものだ」という法制度と体質のもとに仕事をしてきたことに原因があります。
「法律で決まったことだから、やるのが当たり前」という考え方です。
そのため、住基ネットがどのようなもので、どのような問題があるかということを、市町村の責任でしっかり検討したところがほとんどないのです。
市町村は多くの行政事務をかかえているので、担当職員以外は(自治体によっては担当職員も)ほとんどだれも問題を知らないという状況です。
「国との関係で波風を立てたくない」という意識が強く市町村を覆っています。
第二に、市町村長として住基ネットに問題であることがわかっていても、市町村議会で反対されないか、住民に反対されないか、国に嫌がらせ(補助金や地方交付税などの減額)をされないかなど、いろいろ悩ましい事情があります。
3つのうちの2つは、議会と住民がはっきり「住基ネットから離脱すべきだ」と言えば解決する問題です。
議会と住民が応援してくれれば、市町村長は「住基ネット離脱」を決断できるかもしれません。
問題は3つめの国の嫌がらせです。
これは補助金や地方交付税で自治体業務の経費の多くを賄っている市町村にとっては大問題です。
しかし、国(総務省)が恣意的なことをするようなことがあれば、それこそ住民を挙げてみんなでそのことを問題にしましょう。
矢祭町のように小さな町でも決断できたのです。
ほかの市町村にできないということはありません。
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